「小さな歴史」と「大きな歴史」のはざまで

歴史についての断章

岡本 充弘

定価:1,650円(税込)
ISBN978-4-7634-2000-8
C0020
発行:2022年3月5日
四六判並製  188頁

 

●内容紹介●
歴史はなぜ存在しているのか──
「私にとっての歴史」と「私たちにとっての歴史」を考える

私たちの身の回りのいたる所にある「歴史」。
では「歴史」はなぜ、どのように作り出されているのだろうか──
歴史の構築性、歴史認識にかかわる諸問題を、歴史学から哲学、社会問題や映画、漫画など多様なテーマを手がかりに読み解く。

個人、家族、国家、地球、宇宙…それぞれの歴史がある


 

●目次●
主な目次
プロローグ
第一章  歴史の構築
第二章  理論的な問題
第三章  歴史のあり方
第四章  メディアと歴史
エピローグ
あとがき

 

●著者紹介●
岡本充弘(おかもと・みちひろ)
1945年栃木県生まれ、東京大学人文科学系大学院博士課程西洋史学専攻単位取得退学、東洋大学名誉教授、東洋大学人間科学総合研究所所長(2004年~2008年)。
専攻はイギリス近代史(チャーティスト運動)、歴史理論。

主要著作
(単著) 『国境のない時代の歴史』(近代文芸社、1993年)、『開かれた歴史へ──脱構築のかなたにあるもの』(御茶の水書房、2013年)、『過去と歴史──「国家」と「近代」を遠く離れて』(御茶の水書房、2018年)
(共編著)『歴史として、記憶として──『社会運動史』1970~1985年』(御茶の水書房、2013年)、『歴史を射つ──言語論的転回・文化史・パブリックヒストリー・ナショナルヒストリー』(御茶の水書房、2015年)、Western Historiography in Asia: Circulation, Critique and Comparison (DeGruyter, 2022年)
(翻訳)キース・ジェンキンズ著『歴史を考えなおす』(法政大学出版会、2005年)、「ヘイドン・ホワイトに聞く:聞き手=エヴァ・ドマンスカ」(『思想』2010年8月号)、ピーター・バーク「文化史の強みと弱み」(『思想』2012年10月号)など

 

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