自閉症の哲学

構想力と自閉症からみた「私」の成立


著者 相川翼
定価:本体1700円+税
ISBN978-4-7634-0823-5 C3010
発行:2017年7月25日
四六判並製 256頁

自閉症の人たちが体験している世界は、「私たち」と違うのか?
特別支援教育の現場から得た知見をもとに、自閉症者・「健常」者の経験の成り立ちの違いを、詳細な哲学的議論によって活写
自閉症は私たちに何を問いかけているのか
カント、フロイト、ラカンを通じて明かされる

精神科医・東京芸術大学教授 内海健氏 推薦!
自閉症の人にとって、哲学とは書斎のチェアに身を横たえ、腕組みして考えることではない。生きることそのものである。神が立ち去った後、カントは人間に何がわかるのか、そしてどのように行動を律するのか、限界を見極めようとした。だがその時の彼には構想力という魔法の杖があった。彼もまた定型発達者だったのである。それゆえ限界は必要に応じて突破され、形而上学は温存された。だが自閉症の人にそのような跳躍は許されていない。著者はそうした彼らの世界に内在し、体系的に把握することを試みた。まさに快作である。およそ体験の理解なくして支援や介入はありえない。多くの読者にとって、本書は彼らとの共生への導きの糸になるだろう。(内海氏)


●内容紹介●
はじめに 哲学と自閉症の「交差点」で
第一章 「自閉症の哲学」とは何か──自閉症の学説史を素描しながら
第二章 構想力と自閉症 
第三章 精神分析と自閉症
おわりに 「症例」としての定型発達

●著者紹介●
相川翼(あいかわ・つばさ)
1989年生まれ。2016年、早稲田大学大学院社会科学研究科修士課程修了。現在、慶應義塾高等学校社会科(公民)講師。公立小学校特別支援学級介助員。
専攻は哲学(哲学的自閉症論、現代資本主義論)。
論文に「構想力からみた自閉症と資本主義」(『社会理論研究』第16号)など。

 

 

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