諭吉の愉快と漱石の憂鬱


竹内 真澄 著
定価:1,870円(税込)
ISBN 978-4-7634-0681-1 C0095
発行 2013年11月25日
四六判並製 280頁

●内容紹介●

〈富国強兵路線〉の諭吉と〈自己本位路線〉の漱石
〈日本近代化〉開拓者の諭吉と〈日本近代化批判〉開拓者の漱石

明治の偉人、好敵手・好対照の二人の比較を通じて、現代日本人の心の奥底にある二つの魂に触れる。

「日本は亡びる」という漱石の警告を、いまどう受け止めるか?

日本近代化150年とは何だったのか?

 

●目次●
1〈譜代下っ端侍〉と〈没落名主〉
2〈一身にて二世を経る〉と
〈私は強くなりました〉
3〈独立自尊〉と〈自己本位〉
4 個人をめぐる分岐
5〈人間交際〉と〈彼も人なり我も人なり〉
6〈社長〉と〈社員〉
7上からと下から
8漱石の文学の定式[F+f]
9『文明論之概略』と『現代日本の開化』
10〈明治維新〉と〈第二フランス革命〉
11思考様式の変遷
12散歩をしよう

●著者紹介●

竹内 真澄(タケウチ マスミ)
1954年高知県生まれ。立命館大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。現在、桃山学院大学社会学部教授。主な著書に、『福祉国家と社会権』晃洋書房、訳書に、マーティン・ジェイ編『ハーバーマスとアメリカ・フランクフルト学派』青木書店等。


 

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