英文学の中の愛と自由
─若き友への説き語り、「さよなら」を言う前に

滝沢正彦 著
本体価格 2000円
ISBN978-4-7634-0580-7 C3098
発行 2010年8月10日
四六判上製 232頁

孤高の英文学者が"茶飲み話のように"若い世代に語りかける、英文学の醍醐味
〈経済人〉をこえる〈文学人〉を追い求めて 資本主義勃興期の合理性・禁欲精神を体現する〈経済人ロビンソン・クルーソウ〉に対して、自分を「主人」にしてしまう〈文学人ロビンソン・クルーソウ〉の発見。 神と人間を結びつける〈愛〉から人間同士の〈愛〉へ 人間の自由意志を強調したミルトンにおける〈夫婦愛〉 文学作品の中にたどる「人間的生」の諸相。

●内容●
序章 有名でない理由──自己紹介を兼ねて
第1章 「文学人」を求めて
第2章 神の愛(agape)
第3章 男の愛(eros)
第4章 'Friendship'との出会い
第5章 「文学人ロビンソン・クルーソウ」

●著者紹介●
滝沢 正彦(たきざわ・まさひこ) 1940年生まれ、富山市出身。1964年東京大学文学部英吉利文学科卒業、1966年同大学院人文科学研究科修士課程終了。國學院大学講師・助教授、一橋大学助教授・教授、昭和女子大学教授を経て、現在昭和女子大学大学院担当特任(専任)教授。一橋大学名誉教授。 専攻 ミルトンを中心とした英文学・文芸社会史 著書 『文芸社会史の基礎理論──構造主義文学理論批判』(花伝社、2000年) 共訳 フレドリック・ジェイムソン『近代という不思議──現在の存在論についての私論』(こぶし書房、2005年)、テリー・イーグルトン『ゲートキーパー──イーグルトン半生を語る』(大月書店、2004年) 注釈 ミルトン『闘士サムソン』(研究社小英文叢書、1996年) 監修 『西洋の3大インテリジェンスをのみこむ本』(東京書籍、2000年)

●出版社より●
飢えて死ぬ子どもの前で、文学は何の役に立つのか――若き日に出会ったサルトルの問いに真摯に向き合ってきた英文学者の歩みと、若い人たちへのメッセージ。すべてが実用性や実効性といった物差しで測られてしまう今だからこそ、「不要不急の学問」に人生をささげた著者の生き方に触れてみてはいかがでしょうか。

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